午後10時、10数名が出島の海岸近くの駐車場に集まり、前週の状況等について報告を行った後、弁当を持参してそれぞれの巡回場所へと出発します。
木曜日夜に出会う長崎市の路上生活者は50代後半から70代前半までの人が殆どです。働きたいと思っても高齢や対人関係から仕事をすることができない、借金がある、家があっても自分の居場所がない等、様々な理由から、けだるい暑さの中、厳しい寒さの中、話し相手もなく独り孤独に路上で夜を過ごさなければならない人たちです。そのような彼らが自立して行く上でいくらかの手助け、支援になればといつも願いながら、木曜日夜の弁当配りを毎週欠かさず行っています。