自立支援活動

 自立支援活動とは、路上で暮らす人たちに生活面、健康面での助言や必要な情報を伝えたり、居住を勧めたり、生活保護の受給へと繋いだりすることです。

生活保護を受けるには住所が定まらなくてはなりません。また、生活保護を得てアパートに入られた後も、生活のペースをつかむまでには色々な困難が待ち受けています。一番の問題は仕事を得ることです。日々ハローワークに通っても、50歳を過ぎると経験や資格は役にはたたず、日雇い労務も若者優先、初老の路上生活者に雇用社会は容赦がありません。挫折と孤独の中で、ギャンブルやアルコール等の依存症に陥る人もいます。人は一人で生きていけません。私たちは新たな人生を歩むお手伝いをしたいと考えています。

近年は市役所などからの情報により、ホームレスとなった人たちに居住先を探し、生活保護申請に付き添い、認定までの生活の支援をしています。その流れを表すと下記のようになります。

 

<新規ホームレス支援の受け入れの流れ>

市生活福祉課支援要請 → 当会検討・了承 → 住居案内 → 当座の食料・審議・日用品支援、各ライフライン申込 → 生活保護申請付き添い → 認定までの間の新生活の相談

 

新規ホームレスの支援要請は主として市の生活福祉課からですが、警察署、市社協、ハローワークなどからもあります。ホームレスレスキューとはタイムリーでなければならず、さしずめ、ホームレスレスキューDr.ヘリ上陸版と心得、迅速に行動するように心がけています。